とっくり!?

bebian912008-11-15

陶芸家に半日弟子入りした。
陶芸家の先生は竹を割ったような性格の面白い人だった。
先生は主宰のことを「青年!」と呼んで、いろいろと用事をいいつけた。
とてもたのしい時間だった。


陶器を焼く釜がある部屋の窓の淵に、先生がかなり前に作った花瓶があった(というより、放置されていた)。


先生:「おお!これいい色出てんじゃん!だれが作ったんだ?って俺じゃん。ガハハハ!!!」
主宰:「それは徳利ですか?」
先生:「徳利と言えば徳利かな?使う人の勝手だからな。本来は花瓶だけど。」


昨日お猪口を手に入れているので、いい徳利がないかと思っていた主宰には徳利に見えてしかたがなかった。


弟子入りの時間も終わりに近づいていたとき、画家の先生も工房に登場した。


陶芸の先生:「おい青年。さっきの花瓶持ってきて!」
主宰:「はい!」


陶芸の先生:「やっぱりいい色だよなあ!」
画家の先生:「おお、いい色出てんなあ…。」
陶芸の先生:「おい、青年!これ、君にあげよう!」
主宰:「まじですか?やったー!ありがとうございます!」


お猪口と徳利!?が揃いました♪