引き分け

bebian912008-10-25

今日は新宿三丁目のクレッソニエールでラングドックの会を行った。
直前になって人数が増えたので、ベビアンのバックヴィンテージと秘蔵の古酒など、面白いワインが出せてよかった。
参加に当たって、直子から「ラングドックと聞いて引いていた。」とメールをもらっていたので、直子のラングドックの概念を覆してギャフンと言わせよう唸らせようと企て、予定外の良い酒を投入した。


今日は直子を唸らせれば勝ち、唸らなかったら負けと勝手に設定して勝負を挑んだが、直子がまずまず喜んでくれたので、主宰的には「引き分け」という感触だった。


やはり一度直子をギャフンと言わせないと唸らせないと気がすまないので、12/7の「ジョルジュ・ルーミエの会」にきてもらうことにした。

今日の酒

(白)シャトー・リュートール "クロ・デ・シャルム" 2005 VDP
思いの外エレガントで、喉越しもよく美味しかった。


(白)シャトー・ラグラーヴ "プリヴィレッジ" 2001 ACミネルヴォワ
現行ヴィンテージは2006。主宰の家で5年くらい寝ていたものを出した。とてもいい熟成をしていて美味しかった。ミネルヴォワの白を5年寝かす人なんてそうそういないだろう。


(赤)フレデリック・コサール "シャソルネ・デ・シュッド" 20/80 S&G NV VDP
しっかりとしたボディが、ブルゴーニュのシャソルネに通ずるものがあった。秀逸な南仏ワインだった。


(赤)ドメーヌ・ド・ラヴァネス メルロー 1980 VDP
28年たっても美味しく、生きていた。抜栓後30分たったときが一番美味しかったことに驚いた。


(赤)コンダミン・ベルトラン "エリクシール" 2003 VDP(写真)
フランスでは入手困難とのことだった。濃くてうまいが、飽きる味だ。必要以上に香りが強く、ちょっと派手過ぎる感じがした。


(白)マス・ラヴァル "レ・ソウル" 2003 VDP
南仏独特の白葡萄を駆使して見事なワインに仕上がっていた。コート・ド・ボーヌの名醸地と張り合える、素晴らしい白ワインだった。


(赤)シャトー・ド・ラ・リケール "トゥカド" 2003 ACフォジェール
前出のエリクシールよりは地味だが、中身が伴っている香り、コクの内容が充実した酒だった。


(赤)プリュレ・ド・サンジャン・ド・ベビアン 1997 ACコトー・デュ・ラングドック
7年位前の発売当初は、カベルネメルローブレンドされてバランスを崩したことに(主宰が)憤慨していたが、いまになってその意図がやっと分かる、見事な熟成だった。
エリクシールやトゥカドほど濃くないが、寄せ付けないほどの貫禄があった。

参加者

美白秘書、正美、哲、直子、晶子、美佐子、淳史、主宰