5対8

bebian912008-07-05

今日は高田馬場のヴィノーブル・カフェで泡の白昼ワイン会を行った。
13人分のテーブルがすべてくっつけてあったが、奥に座った人がトイレなどのときに動きにくそうなので、テーブルを二つに分けた。
主宰がいるほうは比較的最近主宰のワイン会に参加するようになった人たち(8人=Bテーブル)で、いないほうは常連の人たち(5人=Aテーブル)にした。
会が始まると、Aテーブルの酒の消費のペースが速いことに気がついた。酒豪がそろっていたのだ。また、それでも良いかと、今日は各ワインを2本ずつ用意していたので、各テーブルで一本ずつと思っていたがそれでも追いつかず、Aテーブルの穣と英彰が勝手にBテーブルのワインを奪って飲み干してしまう。
見かねた店のオーナーの松下ソムリエがあいているワインをスタッフエリアに設置してあったワインクーラーにいちいち下げながらサーヴしてくれたので助かったが、それでも隙を見てボトルが奪われることが数度あった。
恐ろしい。
13人で12本(マグナム一本含む)でも酒が足りないということで、取って置きのガティノワ(アイ村)まであけてしまった。
当然、Aテーブルの面々からは会費を上乗せして徴収した(笑)

今日の酒

(白)アルタチュラ
食前酒として白ワインをあけてみたが、うまい!


(泡)サン・ジョアン カヴァ NV
カヴァだと思って舐めて最初に出したが、深いコクがすばらしい、よい酒だった。丁寧な瓶内発酵とその際に添加するリキュールも良い物を使っていると推察できるほどのできばえで、下手なシャンパンよりおいしいと思いました。


(泡)ギー・ド・サンフラヴィ NV
安くて量産タイプの格安シャンパン。上記のカヴァと比べてどちらがおいしいかといえば微妙だが、「腐ってもシャンパン」という味は出してくれていた。(腐ってないです。)


(泡)ジョセフ・ペリエ キュヴェ・ロワイヤル ブリュット NV(=写真)
それほど高いシャンパンではないが、上品な酸が口の中いっぱいに広がるすばらしいシャンパンだった。って言うか、こんなに旨いと思いませんでした。今日一番のインパクトでした。


(泡)モンテニーザ フランチャコルタ NV
一時期はまっていたフランチャコルタはいろいろな種類を飲んだが、このモンテニーザとベラヴィスタが一番気に入っている。ベラヴィスタの上品さに比べると、モンテニーザは樽の香りと豊かな果実味の融合という点でわかりやすい味が良い。いつもうまい。


(泡)アンリ・マンドワ ブラン・ド・ブラン 2000
初めて飲んだときは洗練を感じたが、今日は普通に美味しいにとどまった。舌が肥えてしまったようだ。


(泡)ジャクソン・エ・フィス キュヴェ 732 NV
最初の一口目の印象は「甘い(すぎる)」と感じた。最初に飲んだときは衝撃を受けるほどのおいしさに感じたが、これだけ人気がある蔵のスタンダードなシャンパンをしても、今はそう感じないというのは、やはり、主宰の舌が肥えてしまったのだろう。慣れは恐ろしい。
飲んでいる人は喜んでくれていて良かった。


(泡)ドメーヌ・ガティノワ グラン・クリュ・アイ・トラディション NV
一言で言って「知性的な味」。アイ村の特色を出しつつどのような旨い酒を造るかいつもいろいろと考え抜いている印象。味の細部まで計算しているのがよい所でもあり、悪いところでもある。「悪いところ」なんて書いたが、多少おもっきりが悪いかもしれないと言う程度で、非常に秀逸なシャンパンだった。