泣きました
今日はクリスタリーヌて「ルロワの会」を行った。かつてない最高のラインナップで次から次へ感動を呼び起こし、過去最高の会となった。
健之の場合
健之:「ワイン(メインのルロワ)が旨すぎて…、涙が出てきました…。」
哲の場合
哲:「今日は悔しいです。こんなに美味しいワイン(メインのルロワ)を目の前にしてもう限界で飲めないなんて…。飛ばしすぎました。悔しくて涙が出てきました…。」
主宰:「だから喜んでいる場合じゃないって、今日100回ぐらい言ったじゃないですか!」
哲:「やっと村松さんが言っている事が分かりました。今日はいい勉強になりました。」
特別な人
関西に住むワイン友達のマルキュウから3日前にメールが来ていた。
「そうそうルロワの2004ヴォーヌ飲みました。もう何ともいえません。ぜひ特別な人と…。」
特別な人って、いればいいけど…。
じゃあ、今日来る人たちが運命の人!?
今日に限って男のほうが断然多い…。
今日の酒
(赤)メゾン・ルロワ ブルゴーニュ・グラン・オルディネール 2006
うまい。
ガメイの味がしっかりとする、それらしいグラン・オルディネール。抜栓のときのイチゴの香りが忘れ難い。
(白)メゾン・ルロワ ブルゴーニュ 1997
さらにうまい。
濃くは無いが、妖艶に香りが不思議に漂う。ネゴシアン物でもルロワマジックの一端を見ることが出来る。
(赤)ドメーヌ・クロード・デュガ ブルゴーニュ 2003
相当うまい。
ブラインドで「ジュヴレ・シャンベルタン」と言っても誰もが信じてしまうだろう。
(白)ドメーヌ・フランソワ・ミクルスキ ムルソー リモーザン 2001
ものすごいパワーだ。濃い、力強い、旨い、コクも凄い。これ、ジュンヌヴリエールじゃないの?と思えるくらい凄かった。皆がこの酒で今日一番盛り上がることは分かっていた。
今日一番盛り上げておいて…、
(白)ドメーヌ・ボノー・デュ・マルトレ コルトン・シャルルマーニュ 1987
黙らせた。
古酒なので、あまり濃くは無い。香りの内容と品格とミネラルが違う。さっきまでミクルスキで盛り上がっていた皆は沈黙を強いられた。
ふっふっふ…、はまったな…。
(赤)ドメーヌ・クリストフ・ペロ・ミノ クロ・ヴージョ 2001
デカンタに入れたときはカリフォルニアのカベルネかと思えるくらい色が濃かった。
「ああ、やっぱりペロミノってアメリカ向けの酒なのね…。」
と半ば期待しないでいた。でも開催前に一口飲んでみると確かに味は濃くても、ちゃんとテロワールの表現がなされていた。このクロヴージョの一ひねり入った癖のある味と香り!B型向けのワインなのではないか!?
そして、デカンタすること3時間、色合いは薄くなっていた。香りが予約した半個室に漂う。とても素晴らしい味と香りで、肉料理とのマリアージュも手伝って再びみんなで盛り上がった。盛り上げておいて…、
(赤)ドメーヌ・ルロワ ヴォーヌ・ロマネ 2004
再び黙らせた。2人は涙した。
こちらはデカンタしたときはとても薄くて驚いたのだが、4時間たつとだんだんと色合いが濃くなり、ペロミノより濃くなっていてとても驚いた。
飲んだ人の誰もが「死ぬほど旨い」「今年一番」「…(沈黙)」という感想になる理由が分かった。この酒の凄さは言葉で語りつくせない。語ろうとすることは神への冒涜のような気さえする。何事も経験しないとダメなんだなと改めて思いました。
この日は7人で最後にゆっくり飲んだ。飲んでいる間にも空気に触れて、次々に違う表情をみせていく。凄い酒だ…。
確かに死ぬほど旨かったが、まだこの酒の一部しか味わえていない気がする。
やはり「特別な人」とゆっくり飲むのがいいのだろうか…。また、数年後に飲むのが良いのだろうか…。
写真
官能に浸っていたので、撮り忘れました。
英彰が写真を撮ってくれていたようです。
送ってくれたので、mixiの主宰のページにアップしました。
特別な人たち
パピヨン、英彰、穣、健之、直美、哲、主宰