愛ちゃんぽりぽり

フランスからの客人

昼に渋谷によったので、やまざきでテイスティング一杯とクロワッサンとソーセージでランチした。こんな時間から経営者のゆうこりんと番頭格の鶴ちゃんがフランス人の男女と一緒にいた。聞けば、男性はラングドックワイン委員会の広報の人で、女性はヴァンドペイ委員会の方だと言う。彼らはフランスから日本でどのようにワインが売られ、飲まれているかを調査に来たのだと言う。
主宰はつたない英語で男性と会話した。


男性:「この店はラングドックワインの品揃えが素晴らしい。量もさることながら、厳選されている。」
主宰:「だから私はこの店がすきなんです。私はちなみにこのワインでワインを好きになりました。」


と、ベビアン99を指差す主宰。


「Is it rich?」
「Yes, very rich. This is great wine.」
「しらなかった。今度飲んでみます。」

面白い通訳

通訳に女性が同行していた。彼女がやまざきに二人を連れてきたらしい。絶対に喜ぶと思ったらしいが、まさに彼らが喜ぶストライクゾーンのど真ん中の店と言っていいだろう。
男性と主宰が英語で話し始める前は彼女が通訳をしていた。


主宰:「ここにあるワインでどのワインがいちばん好きですか?」
通訳:「kokoniaruwaindedonowaingaichiban…」
主宰:「それって復唱してるだけですよね?」
通訳:「はっ! !"#$%&'())#'%Q#T=#Q#$((フランス語と思しき言葉)」

主宰びっくり

夜になるといなくなってしまう高石さんという女性の店員がいる。既婚なので夜にはいなくなるのだが、見かけが若い(というか幼い)ので、勝手に早婚と思っていた。


主宰:「高石って旦那の歳いくつなの?」
高石:「35歳です。」


(ずいぶん離れてるっぽいなあ…。)


主宰:「ところで高石はいくつなの?」
高石:「ええ〜!? 聞きますかあ〜?」
主宰:「隠したって事実は変わらないんだからさっさと答えなさい。」
高石:「33ですう。」
主宰:「え゛え゛〜!?"#$%&'()!!!! あり得ない。なにそれ。そんなにばばあだったんだ!」
高石:「ひど〜い。」
主宰:「そうじゃなくて、見た目が凄く若いとほめているんだよ。」
高石:「でしょ〜♪」


本当に24、5だと思ってました。

彰之びっくり


新美店長:「(顧客リストを見て)村松さん、中新井だったんですか!」
主宰:「なんで?」
新美:「むかし住んでいたところに近いなあと思って…。」
主宰:「新美君中学どこ?」
新美:「美原ですけど。」
主宰:「あ、なんだ一緒じゃん。」
新美:「え゛え゛〜、村松さんと中学一緒なんだあ!ということは先輩後輩ですね。」
主宰:「そうか。」
新美:「村松さん驚かないんですか?」
主宰:「それなりに。」
新美:「もっと驚いとてくださいよ〜!」
主宰:「え゛え゛〜、新美君と中学一緒なんだあ!」
新美:「…。」

愛ちゃんぽりぽり

夜は行くつもりは無かったのだが、良典から電話があった。


良典:「村松さん今日どこか行かれますか?」
主宰:「特に予定は無いけど、なんで?」
良典:「どこか行くようで、ご迷惑でなければ合流しようかなと思って。」
主宰:「あっそう、じゃあやまざき行く?頒布会に入っている人しか飲めないワインを飲もう!」


頒布会(こだわり赤ワインコース)のパーカー92点と言うシャトーヌフドパプをあけた。
最初はアルコール臭さが漂う。まだまだ若いようだ。パーカー92点と言うからもっと馬鹿っぽいワインを予想していたが、きちんとしたつくりに驚かされた。
頒布会のワインで、まだメニューなどにも載ってないためフランスに買い付けに行った店員しか飲んでいないと言う。みんな飲みたそうだった。


主宰:「愛ちゃん飲む?」
愛:「え、いいんですか?」
平井(店員):「わーい!」


パーカー高得点の傾向とは明らかに異なると言うことで、皆驚いていた。
最初はアルコール感が強かったが、徐々に開いてきた。


主宰:「平井、開いてきたよ!」
良典:「…。」


愛:「このワインはきっと干し葡萄が合うと思いますよ。」
主宰:「じゃあそれ。」


干し葡萄登場。


主宰:「干し葡萄良くあうねえ。普通はチーズとかでワインの甘みを引き出すけど、干し葡萄の甘みでワインの過剰な甘みを抑えて高級感が出ていいね!素晴らしい組み合わせだ!」
愛:「ぽりぽり…。」
主宰:「照れてんの?」
愛:「はい。」
良典:「ああ!本当だ、ワインの味が変わった。良くわからないけど、なんかワインが美味しくなってきたぞ!」
愛:「ぽりぽり…。」
主宰:「愛ちゃんまた照れてんの?」
愛:「はい…。」

またしても…

良典:「酔っ払っちゃったから、なんか冷麺食いたいなあ…。」
主宰:「冷麺?じゃあ、チャングミ行く?」
良典:「チャングミって、あの宇田川町の?」
主宰:「知ってるの?」
良典:「たまに夜中に食いに行くんですよ。」
主宰:「でも、ダイエット中だし…、でも食べたいなあ…。行くか!」


冷麺2つとユッケジャンスープを注文した。


ユミさん:「カキをサービスするけど食べる?」
主宰:「は、はい、頂きます。」


(実は牡蠣はあまり好きじゃないんだよなあ…。)


ユミさん:「はい、これ、サービスね!」
主宰:「なあんだ、柿か。牡蠣かと思ったよ。」
ユミさん:「この牡蠣(発音がそう聞こえる)美味しいからたべてね。」


(実は柿もあまり好きじゃないんだよなあ…。まあ、折角のサービスだから後でがんばって食べよう。)


冷麺とスープを食べ終わって良典より先に柿に手をつける主宰。


主宰:「!!!」
良典:「どうしたんですか?」
主宰:「うまいんだけど…。本当に凄くうまいんだけど。もしかしたらいままで食べた柿の中でいちばんうまいかも。」
良典:「ホントだ。うまいですね。メロンでいえば夕張メロンレベルですね。これはホントにうまい!」


ユミさんご馳走様でした。